■なかなか温まらない足元の冷え対策とは
寒い冬の季節、これでもかというほど暖房をつけているにもかかわらず、なぜか足元だけは冷たいといった記憶はないでしょうか。
年季の入った住宅の床下は断熱材を使用していないことが多く、すぐ地面という場合があります。
その地面からの冷気がフローリングを冷やしてしまい、いくら暖房をきかせても光熱費が無駄になるだけで、足元は全く温まりません。
その冷えを防止するためには、フローリングを剥き出しにしないこと。
ラグを1枚敷くだけでもいいのですが、特に効果的なのが床とラグの間に「断熱シート」(アルミ性のものが人気)を敷くことです。
フローリングの冷えを元から解消したい場合は、床下をリフォームしてしまうのもひとつの手でしょう。
工事自体はすぐ終わり、効果もすぐに得られますので寒さの厳しい地域は特におすすめです。
■温かみのある色使いがポイントの冬インテリア
赤やオレンジを暖色系、青や白を寒色系と呼びますが、直接の温度は無関係だと思われがちです。
しかしどちらの色味も、2~3度ほどですが体で感じる温度に違いがあると言われています。
冬場のインテリアとして、例えばリビングではソファやラグをオレンジ系にしてみたり、少し圧迫感のある赤系は小物に使うなどして、バランスのよい快適な「温かさを感じる部屋」づくりをしていきましょう。
■床暖房のコスト削減のためのちょっとしたポイント
床暖房用の床材は、ヒーターの入っているもの・ヒーターが入っていないものと分かれています。
人が多く集まる場所にはヒーターを入れ、ソファ等家具の下になり人の足が届かない場所にはヒーター無しにするなど、必要な部分だけヒーター入りの床材を敷くようにすれば、無駄もなくコスト削減にもつながるので有効的と言えるでしょう。
ただし、ヒーター入り床材を敷く場合はさらに断熱材・防湿層を正しく敷かないと暖房効果が低くなってしまうので、施工前には必ずチェックすることが大事です。
■取り付け費用と重要な業者選び
データ上での床暖房設置と工事の費用は、部分的な場合で約20万円ほど、全体的に取り付ける場合は部屋の面積の関係で費用の幅も広くなり、安くて30万円、高い場合だと70万円以上となっています。
費用を少しでも安く抑えるためには、いくつかの業者にまず見積もりを貰ってから工事の依頼をすると良いでしょう。
また、床暖房はメーカーによって幅広い価格帯をみせています。
仕上げのフローリングのタイプによっても金額は変わり、既存のフローリングの中では床暖房に対応していないものもあるので最初に確認しておきましょう。
取り付ける業者側も価格設定は違うので、相談しながら決めていくことが大切です。