■見えない部分には潜んでいることがある
築年数の経った住宅で、一見見た目はきれいに見えていても住宅の内部から構造部分を見てみると、様々な欠陥が見つかることがあります。
なので住宅リフォームを行う場合、考えていたプランと大幅に予定が変わってしまう可能性があります。
よくあるのが、建築の土台となる基礎部分の欠陥となります。
これは、住宅の基礎を出してみないと見えない部分になっていることがあり、床下が白アリにやられていたり、基礎が割れてひびが入っていることがあります。
このような場合、住宅の内部だけのリフォームと考えていても、基礎から直すこととなるので、費用が大幅にかかってしまったり、工事個所が増えてしまうことがあります。
でも費用はこれ以上かけられない・・・といって悩んでしまう方もいるでしょう。
このような場合は、何を優先的にリフォームするべきなのでしょうか?
■基礎と耐震工事を優先的に行うこと
住宅において、基礎部分がしっかりとしてないければ新しくリフォームしてもすぐに家が傾いてしまったり、床が沈んでしまうなどのトラブルが発生してしまいます。
なので、住宅リフォームは基礎工事と耐震工事を優位的に行うようにしましょう。
基礎部分がしっかりとしていれば、家が傾いたりすることもなく、しっかりとバランスの取れた住宅になります。
■気になる自宅の耐震強度の調べ方
地震などの災害が起こると、震度が大きくなるにつれて「自宅が倒壊してしまわないか」と心配になりますよね。
そんなときには、自宅の耐震強度を調べてもらうと良いでしょう。
耐震強度は、業者に頼んで調べてもらうこともできますが、住んでいる地域の自治体などでも調べてもらうこともできます。
また、中には自宅に訪問してきて耐震強度を調べるといって入ってくる業者もいますが、このような訪問してくる場合は悪質なリフォーム業者の場合が多いので注意しましょう。
自治体の場合は、無料で診断してくれる場合や診断費用一部負担などの形で控除してくれることが多く、安く耐震強度診断を受けることができます。
気になる方はお住まいの自治体に確認してみましょう。
■自分で手軽に耐震強度診断ができる!?
自治体に頼まずに手軽に耐震強度の診断ができる方法があります。
それは、国土交通省が監修した判断ソフトでインターネットなどから簡単に耐震診断をすることができます。
この診断は専門家によって監修されていますが、目で見て判断したわけではないので実際と異なる部分もありますが、手軽に診断することができるので、参考程度にしておきましょう。