物が見やすく、出し入れしやすい工夫がしてあり、居場所がいつも定まっている、これは使いやすいクローゼット・収納スペースの共通点です。
一見、難しそうに聞こえますが、私たちの身の周りには参考になるものがたくさんあります。
■隙間のない壁面収納と空間の有効活用
衣類を見つけやすく、出し入れしやすい収納はとても効率的です。
壁と一体化している壁面収納は、掃除がしやすく耐震性にも優れているといったメリットがあります。
これに収納パーツを使うと、壁面収納の効率がさらに良くなります。
例えば、クローゼットの下にできやすいデッドスペースには、ネクタイや小物などの細かいものを片づけられる収納パーツが設置できます。
スペースを確保するために、クローゼットに吊るしてある衣類は丈の長さを揃えることが大事です。
収納が足りないと思ったら、無駄になっているスペースがないか探してみましょう。
新たに作るよりも色んな収納パーツを使って有効に空間活用すれば、片付けやすく見た目もスマートで、普段なら大変な整理整頓もきっと楽しくなることでしょう。
■便利な壁面収納の様々な例
例えばキッチンでの壁面収納では、形や色味を統一させればごちゃごちゃせずに、スッキリとおしゃれな印象になります。
スペースを広く使えるというのも、壁面収納ならではのメリットだと言えるでしょう。
玄関の靴の収納では、一般的な下駄箱とは違い、壁面であることによって上に収納できるスペースが多く取れることと、キッチン同様スペースが広く保てるということが利点となります。
細かなものが多く、散らかりがちな印象の子供部屋も、壁面収納にすることで整理整頓がしやすくなります。
突っ張り棒を低めの位置に取り付け、洋服の収納スペースを作ることによって、背の低い子供も自分で服を選べますし、カラフルなボックスやかごを上手に使えば、楽しみながらお片付けをしてくれるでしょう。
■収納スペースの参考になるものは?
例えば、常に持ち歩いているバッグ。取り出しやすいように、財布はこのスペース、スマホはこのポケットというように、それぞれ整理整頓しながらいつも出し入れしていることでしょう。
しかし、それらを全てぐちゃぐちゃに押し込んでしまっていたら、必要な時に使うものが取り出せません。
それは収納スペースでも同じことが言えます。
次に使う時のことを考えず、このようにバラバラに詰め込まれていては、着たい服がすぐに見つからない、更に出し入れがしづらくなってしまうなど、クローゼットの意味がなくなってしまいます。
■クローゼットの整理整頓に便利な「収納パーツ」
そこで登場するのが収納パーツです。収納パーツを使い物の居場所を決めれば、片づけやすく、欲しい時にすぐ見つかり、取り出すのも楽になることでしょう。
家の中にはいろんなサイズの収納がありますが、物によってサイズはバラバラなので、全てそのまま綺麗に片づけられる、とはいきません。
例えば衣服は、突っ張り棒やパイプなどにハンガーを二列にかければ、取り出しやすい収納になります。これは奥行が70cm以上の広いスペースが適切です。それ以上の狭いスペースでも、専用の前後に動くパイプを設置すれば、使い勝手のよいクローゼットになります。
■便利なウォークインクローゼットをさらに活用するためには
ウォークインクローゼットは、2m×2mの大きさが理想的な広さとされていますが、大きさや形によってセットスペースができてしまう場合もあります。
最も使いやすいのは、やはり2列ポールハンガーが並べられる位置ですが、住宅の造りによって難しい場合もあります。
画期的にウォークインクローゼットを使うことができると、収納をまとめられるだけでなく、見やすく使いやすい空間を作ることができます。
また収納量が多いのに、まとまった空間を作ることができるので、便利なウォークインクローゼットを活用してみましょう。
■使いやすさを考えて収納する
ウォークインクローゼットを活用するときは、同線を考えてみましょう。
引き出しを出すスペースや扉を開ける位置が同線にあると、スペースを確保できるだけでなく、同船から見やすい位置に収納ができます。
また、1.35m×1.1mサイズのウォークインクローゼットであれば、収納ケース12個、ハンガー50本程度の収納が可能です。
洋服のタイプに分けて見やすい収納にしましょう。
2列収納できるハンガーもあるので、便利グッズも使うとさらに使いやすくなります。
きっちりスペースに収納するのではなく、使いやすさを考えて収納してみましょう。
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