■売り上げが多い中古物件の年数は

実際に買った中古住宅の築年数を購入者に聞いてみました。
築16年以内 50%
築17~26年以内 19%
築27~36年以内 16%
築37~46年以内 9%
築47~56年以内 1%

この結果を見てみると、築20年未満の家を購入している人は50%以上です。
築57年以上の中古住宅を購入した人はおらず、前者の場合は木造であればローン減税を受けられるという権利があるので、そのような理由もあるのでしょう。
このローン減税というものは築20年以内という期間が重要になっていて、木造建築であれば定められた耐震基準を満たしていても対象になります。
ちなみに、耐火建築物になると築25年以内と条件が変わってくるので、よく確認しましょう。

■中古住宅購入において注意したいこと

以上のデータから、新築住宅を購入した人に比べ中古住宅購入者は、今後の暮らしを重要視した現実的な選択をしているようにも思われます。
住宅を購入する前には物件の性能を表示する制度や住宅診断といったものがあるので、設備や品質などが心配な人はそれらを上手く活用して、築年数・価格以上の中古住宅を見つけられるようにしましょう。

■災害時に不安を煽るようなセールスに注意

地震などの災害時に詐欺のようなセールスをしてくる業者がいます。
これは、不安に付け込んだセールスになるのでこのような時こそセールスに注意する必要があります。
このような手口を不安商法といい、今すぐ契約をするように迫ったり、検討する時間を与えないようにする手口のことで、とにかく不安になるような言葉でリフォームを迫るものです。
早く結論を迫られたときこそ、じっくりと今後について考える時間を設けて、即座に返事をしてしまわないようにしましょう。

■実際にあった悪質リフォームではどんなことをしたの?

災害時にセールスが自宅に訪れたときに、どのような言葉で契約を迫ってきたのでしょうか?
詐欺セールスであったものを一部ご紹介します。
まず、自宅に訪れて「地震で外壁が割れているのが見えた。すぐに外壁工事をしないと雨が降ったら雨漏りをしてしまい家が水浸しになる。」など、今すぐ工事をすることを迫ったりするパターンが最も多くなります。
このような、すぐに契約しなければ壊れるなどの不安を煽ってくることが多くなるのが、不安商法を使ったセールスになります。
不安間だけで判断しないで、正しい判断ができるようにしましょう。