色々なものを一度に収納できる小さな部屋を、ウォークインクローゼットといいます。
片付けが楽という利点がありますが、スペースが一般的なクローゼットよりも広いため、どこにどう物を収納したらいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
リフォームで大切なことの1つとして、耐震基準もしっかり見直す必要があります。
耐震基準を満たしていなければ、リフォームどころじゃなくなります。

■使い道に合わせたタイプを…

大切なのは、デッドスペースができやすい隅の部分を無駄にしないことと、この衣服はここ、というように物の収納場所を決めておくことです。
そのために必要なのが、様々な収納パーツになります。
ウォークインクローゼット専用のパーツには、使い道に合わせてたくさんの種類が展開されています。
パンツラックが便利なアイテムのうちのひとつです。
一枚ずつハンガーに掛け、見つけづらくて取り出しにくいパンツやデニムも、奥行を有効活用した引っ張り出すスタイルのパンツラックならすぐに見つけられるでしょう。

■スライドするタイプもある

次に紹介したいのがスライド式のフックです。
スカーフやストールといった巻き物類は、小さくまとめて収納できる分、しわがつきやすくなってしまうというデメリットがあります。
巻き物類はレール式のフックに引っ掛けるだけで、綺麗な状態で収納できるでしょう。

その他にも、小物類を掛けるためのポールやフック、着物を収納することができる桐製の引き出しなどがあります。
それぞれの生活スタイルに合った様々な収納パーツで、いつもの暮らしをより豊かにしましょう。

■耐震基準は建てた時期で異なる

耐震基準とは、住宅がどれくらいの地震に耐えられるかを判断する基準になります。
この耐震基準は、家を建てたのがいつかによって基準が異なってきます。
その境界線となるのが、1981年と2000年になります。
1981年には建築基準法の改正があり、新しい耐震基準が設定されました。
この基準が新耐震基準となり、これ以前のものは旧耐震基準と呼ばれ地震対策への違いがあります。
また、地震などの災害の強化のために2000年にも基準が改正されることとなり、現在の基準では木造住宅の柱の接合部分に金属を付けることなど、さらに地震に強い住宅にするための基準が設けられることとなりました。
なので、今の耐震基準に沿っているのは2000年以降に建てられた住宅となり、それ以前の住宅は早急に現在の耐震基準に沿った住宅へのリフォームを行うことで、安全な生活を送れるようになります。

■耐震基準が満たないと建て直す必要があるの?

耐震基準が満たされていないと住宅の立て直しが必要かと思われる方もいるでしょう。
ですが建てた年数だけでなく、きちんと耐震診断を受けてから必要に応じてリフォームや建て直しの判断を行いましょう。
まれに1981年以降でも、旧耐震基準で建てられていることもあり、この場合は建て直しを行う必要があります。