■人気の高い中古物件のリフォーム

新築住宅に比べ手頃であることなどの理由から、住居探しで中古住宅を考えている人が近年増えてきています。
様々なメディアにおいて物件のリフォーム番組が取り上げられており、今や中古住宅のリフォームは多くの人たちが気軽に検討できるものとなりました。

ですが、リフォームといっても全てが100点満点になるとは限りません。
新築よりも低価格になる予定がそれ以上に費用が高くなってしまったり、実際住んでみると思っていたものと違っていたりすることもあるのです。

■新築・中古住宅のそれぞれのメリットとデメリット

新築のメリットから見ていくと、まず自分の理想通りの家になるということが一番でしょう。
中古住宅リフォームのメリットを見てみると、低価格という点の他に、新築に比べ解体費用や廃材処分をしなくて済むといった点もありました。

デメリットな部分は、新築だと先ほどの解体や廃材処分にお金がかかるということと、建物が存在しないため実際の想像がしにくいというところです。
中古物件では、大々的に間取りの変更が難しいという点、元々の建物の経年劣化が大きい場合に費用が多くかかる点などが挙げられています。

■売り上げが多い中古物件の年数は

実際に買った中古住宅の築年数を購入者に聞いてみました。
築16年以内 50%
築17~26年以内 19%
築27~36年以内 16%
築37~46年以内 9%
築47~56年以内 1%

この結果を見てみると、築20年未満の家を購入している人は50%以上です。
築57年以上の中古住宅を購入した人はおらず、前者の場合は木造であればローン減税を受けられるという権利があるので、そのような理由もあるのでしょう。
このローン減税というものは築20年以内という期間が重要になっていて、木造建築であれば定められた耐震基準を満たしていても対象になります。
ちなみに、耐火建築物になると築25年以内と条件が変わってくるので、よく確認しましょう。

■中古住宅購入において注意したいこと

以上のデータから、新築住宅を購入した人に比べ中古住宅購入者は、今後の暮らしを重要視した現実的な選択をしているようにも思われます。
住宅を購入する前には物件の性能を表示する制度や住宅診断といったものがあるので、設備や品質などが心配な人はそれらを上手く活用して、築年数・価格以上の中古住宅を見つけられるようにしましょう。