築10年のリフォームが家の未来を変える
家の未来を決める区切りは築10年
新築一戸建ては、広く家族だけのスペースであり、上下の住民に気を使うこともなく憧れの存在です。
しかし、せっかく素敵な家を建ててもメンテナンスをしないとあっという間に劣化してしまいます。
最も大切な節目として「築10年目」が挙げられます。
大手ハウスメーカー等でのメンテナンスも新築1年目、3年目、5年目、10年目に点検を行っているところが多く、10年目以降は保障の対象外になる場合もあります。
元々備え付けの換気扇や蓄暖器具などの保障が10年だったり、壁や屋根の耐用年数が10年だったりもしますので、10年という年月は分岐点と言えるでしょう。
ここでのメンテナンスによって、今後自分の住む家がどれくらい長く住めるか、綺麗な状態を保てるかが変わってきます。
また、家の外観・構造でも重要な外壁や内壁、柱や屋根などの重要な部分は大掛かりな修理が必要になるまで放っておくと多額のリフォーム費用が必要になることもあります。
こまめなメンテナンスで必要部分の修理、補修を行うことで結果的に長い目で見た時にお得になるという利点も考慮しましょう。
決まった時に困らないためのリフォーム貯金
家は建てて終わりではなく、一緒に歳を取るものとして大切に手入れをしてあげましょう。
歳を重ねた私達にシワが増えれば、家にも同じだけの劣化がくるものだと思えば、自然と痛んでいる部分にも目が行くのではないでしょうか。
10年という期間は、10歳の小学生が成人するくらいの成長期間です。
裏を返せば、子供が大人になるくらいの期間を見守ってきた家は、思い出と共にたくさんの傷や汚れを蓄積しています。
技術の進歩によって、効率性・耐久性に優れた機器が多数作られ住宅にも使用されていますが、機器にも寿命があり、毎日使う物であればなおさら早まっていきます。
こうした家や機器に対してのメンテナンスをしっかり行おうと思った時には必要なリフォームと不要なリフォームを見分けることが重要になるとともに、かかる費用を用意しておくことが大切になります。
修理が必要な箇所があってもお金が足りない…とならないためにも、あらかじめリフォーム貯金をしておきましょう。